平成生まれとインターネット
CYBIRD Advent Calendar 2日目担当のサイバード入社3年目の加島です。
前日の島村さんによる熱い想いとは打って変わって、私は最近「インターネットとどこで出会ったの?」と聞かれることが多いのでそのことについて書こうと思います。
インターネットとの出会い
私は平成元年、兵庫県の田舎に生まれました。インターネットに出会ったのは中学生の時で、親がとりあえず繋いでみようといって、BIGLOBEの月々10時間までインターネットができるパックに入ったのが始まりでした。10時間以内に抑えないといけないので、通信する時は繋いで必要のない時は切断するを繰り返していました。
ちょうどその頃、おもしろFlashのまとめサイトやShockwaveゲームを紹介するサイトが流行っていて1日中見ていました。ブラクラや怖いFlashが流れるサイトがあってリンクを押すだけでもドキドキしながらインターネットをしていたのを覚えています。
棒人間
そのうち自分でもウェブサイトが作れるんじゃないかと思い、Infoseekのスペースを借りておもしろFlashのまとめサイトを作り始めました。CGIBOYのカウンタを付けていたのですが、まだウェブサイトが少なかったこともあり、目に見えて人が増えていくことに毎日わくわくしていました。
この頃はiframeタグで画面を分割したり、marqueeタグで文字や画像をグイグイ動かすのが流行っていたと思います。
その中、CGIのゲーム「ネット航海時代」に出会います。このゲームにはチャットがついており、チャットで話しながらその人達と戦略が組めるゲームに衝撃を受けました。他にも「ゴッドフィールド」や「箱庭諸島2」などがありました。
ネット航海時代
このネット航海時代はソースコードが配布されていたので、自分でも運営してみようと思い、無料のレンタルサーバを借りてネット航海時代を動かしました。チャットで色んな意見を聴きながら改造していくのはとても面白くて刺激的でした。
インターネットと現実
中学校を卒業後、情報コースがあった高校に入学し、コンピュータ好きが集まる噂の「情報処理部」に入部しました。
高校時代、「情報処理部」っていうところに所属していて、校内みんな「処理部!」「処理部!」って略して言ってたけど、今思うと「処理部(しょりぶ)」ってなんか暗躍機関っぽくてかっこいいな。
— 藤原拓 (@fujiww) November 29, 2014
放課後はみんなでパソコンルームに集まって、夜まで寿司打をやったりFlashで朝ズバッ!を作ったりしていました。その頃には家もインターネット繋ぎ放題になっていて、家に帰った後もみんなでパンヤやGunzなどのゲームをしながら朝までSkypeをしていました。あと高校のほとんどの人がmixiをしていたと思います。
寿司打
そして、高校の後半には、今となっては手放せないたくさんのサービスを知ります。YouTubeやWikipedia、Twitterなどです。また音楽を聴くのが好きなこともあり、音楽の情報が見つけられるmf247やMyspace、Last.fmを知れたのもよかったです。
そして、極め付けには仮想世界で遊ぶことができるSecondLifeも出てきて、これからのインターネットにとてもわくわくしました。
インターネットと人生
高校を卒業した後、これまた情報コースがある大学に入学しました。その大学の先生に色々と教わり、Linuxを始めオープンソースの世界を知ることになります。特にRevolution OSを見た時は世界にはこんなかっこいい人達がいるのかと驚きました。
Revolution OS
その影響でOSも今まではWindowsを使っていたのがLinuxになり、ブラウザもInternet ExplorerからFirefoxになりました。またオープンソースへの憧れが強くあったので、先生とソフトウェアを作ってオープンソースカンファレンスで展示をするようになりました。
この頃はウェブサービスを使うより、簡単なウェブサービスを作ることが楽しくてずっと作っていました。
さらに中村勇吾さんやJonathan Harrisさんの作品を見てもっとインターネットを知りたいなと思うようになりました。
I Want You To Want Me / by Jonathan Harris and ...
そして、その後、大学を卒業し、インターネットのおかげで縁あってCYBIRDで働くことになりました。
当初はこんなにインターネットにはまると思っていなかったので、まさか仕事にまで繋がるとは思いもしませんでした。インターネット最高です!
そんなこんなでまとまりがないですが、これが平成生まれ(私)とインターネットです。
明日の3日目はしっかりとした技術のお話。dekokunさんです。お楽しみに。